ハードオフよ、いつまでもそのままでいてね〜
MSX用のゲームパッドがほしい。
ヤフオクよ、…あれ、めっちゃ高いじゃないか。
早速、ハードオフのジャンクコーナーへ、DE9コネクタの付いているゲームパッドを探しに行った。
あった!
ネオファミって何?ファミコンの互換機じゃないかな?
コントローラは、DE9コネクタ付き。ボタンが必要以上にある。だいぶ前からそこにあったような気がする。(このハードオフ、週1回くらい行っているかな。)ネオファミ本体と2つのコントローラもある。なんかバラ売りみたいだ。
DE9コネクタの穴の中を覗いてみると、金属が入っていない穴も多数あるような気がする。あんま、よろしくない。ケーブル使えない可能性がある。家に半分解体済みのRS232ケーブルがあるので、最悪の場合それを使う。このケーブルも、半年前にハードオフで110円で買っていた!
それでは買ってみよう。110円だし。RS232ケーブルと合わせて、220円。おそらく、どこのハードオフでも、RS232ケーブルはあるんじゃないかな?コントローラーも、正直言って、何でも良い。うまく改造すれば、プレイステーション用のコントローラーなんても使えるのではと思う。110円で何かしら使えるものゲットできると思いますよー
ネジを外してみると、やはりケーブルの中は5本のワイヤーしか通っていない。MSX用には使えない。ネオファミとゲームパッド間の通信はおそらくシリアル。確か、スーパーファミコンもそうだった気がします。
基盤に、黒い樹脂の塊が2つある。COB式のICであろう。LEDもある。既存の端子は使わないので、多分、あまり気にしなくても大丈夫だと思う。最悪の場合(つまり、正しくつないでも信号が正常でない場合、つまり、シリアル信号などがMSXへつなぐところに乗ったりする場合)、ドリルなどでチップを壊してしまおう。
MSX用に配線しなおすための下準備
MSXのジョイスティックの配線はとても簡単。
https://www.msx.org/wiki/General_Purpose_port
英語ですが、このページを見れば大体のことがわかる。あれだったら、絵だけでもなんとかなるかと思います… https://www.msx.org/wiki/File:MSX_Joystick_Schematic_Circuit.png これとか。
ただ一つ注意しないといけないのは、一番ピンの位置を間違えないことだ。ジョイスティックから見た場合とMSX本体から見た場合と、ピンの位置が変わるからね。GNDを探すと良いかと思います。MSX本体のRF端子やヘッドフォン端子の外側の金属の部分もGNDなので、ジョイスティックポートのGNDと思われるピンとRF端子などのGNDをテスターの導通モードで特定することができます。
もう一つ注意しないといけないのは、RS232コネクタとMSXジョイスティックコネクタの微妙な違いだ。なんか、RS232コネクタの外側は金属で、GNDだ。MSXジョイスティックの外側はプラスチック。RS232ケーブルはそのままでも挿せるかもしれないし、ちょっと曲げたり削らないと挿せない可能性もある。家で真似する子は今すぐ確認しとおいた方がいいぞ!
私のは、金属の部分はほぼ問題なかったが、まぁ、ちょっとは曲げる必要はあったかな。あと、RS232はコネクタの横にネジがあるのだが、MSX本体にネジ受けがないので、ネジを精一杯回して取り出した。
また、MSXの機種次第だとは思いますがRS232のコネクタが大きいとMSX本体とぶつかる箇所、他にもあるかもしれない。
結局RS232コネクタをまぁまぁ加工する羽目になっちまったぜ。
MSX用に配線しなおす
テスターの導通モードでどのワイヤーがどのピンにつながっているか確認する。紙に書いておく。ちなみに5VとGNDはMSXのジョイスティックは使わないのでショートしないようにさえ気をつければOK。
次は、ゲームパッドの基盤を加工する。
ゲームコントローラのほとんどは、導電性のゴムを基盤に押し込むことで2つの金属のパッドをつないで、電気の導通を可能とする原理だ。また、ほとんどの場合(かな?)、金属の2つのパッドうち1つが他のパッドとつながっているかと思いますー。電気的に共通です。GNDにしているコントローラーもあるかもしれないが、ネオファミのはそうではない。純正のMSXコントローラーもそうでないと思います…
MSXでは、ジョイスティックポートの8番ピンをその共通パッドにつなぐ。基盤の都合の良い箇所にはんだ付けする、ということです。他のも都合の良いようにはんだ付けしましょう。緑色のレイヤーを少し削って金属を出す必要があるかもしれない。(左下のはそうだったと思います。)ワイヤーをはんだ付けする前に、パッドに少量の半田を付けると少しは楽になります。
都合の良い箇所は、よく考えて選んだ方がいいと思います。私ははんだ付けの都合だけ考えて配線しちゃって、分解したゲームパッドの蓋を閉じてネジを締める時のこと、もう少し考えればよかったなぁと思っています!蓋は閉じにくかった。4方向ボタンの上、左、下のパッドはRS232ケーブルが入ってくるところからやや遠くて、ぎりぎり繋げたが、ワイヤーが4方向ボタンの上を通っているので、内部のプラスチックなどに小さな切り込みを入れるしかなかった。のりとかテープも少し使った。ワイヤー、延長すればよかったかな。まぁ今度、ちょっとだけやり直すかもしれないぜ。
その後、やはりワイヤーが切れちゃったのでちょっと配線し直しました。
動く?
アホながら、なんとなく、ゲームをやっていくうち、コツを掴むことができて、見事クリアできました!
黒樹脂の塊はチップですが、取り除かなくても大丈夫?
何のチップかは誰にもわからないので、取り除かないで、とりあえずそのままにして問題にならないか、見てみても良いかと思います。もともとケーブルがつながっていたピンは全部切ったので、チップへの電源供給はないが、チップの入力ピンに電圧があるので、チップが動き出す可能性はなくはない。ただ、出力ピンも切ってあるので、ジョイスティックの仕組みを考えると、入力ピンに信号が出る確率は低いかな、と思います。
ちなみに、「Slow」というボタンを押すとゲームパッド内蔵のLEDが点滅しますが動作にも影響がないです。
コネクタの金属の部分(耳?)が邪魔で Sony のヒットビットにさせなかったので更に加工してみた件
プライヤでコネクタの耳を掴んで何回か上下に曲げると取れることがわかった。Sony のヒットビットにも挿せるようになった!